まず、インテリアとは何なのかをはっきりさせましょう。
本来、インテリアとは英語で「interior」と書き、日本語では室内装飾品のことです。
つまり、室内の装飾に付いてくる照明や装飾家具を表します。
しかし、広い意味でのインテリアとは室内を装飾する品物、全てを指しますが、狭い意味では、その中で装飾性に特化されたものだけを指します。
また、インテリアは装飾品、什器そのものより、それによって飾られた室内空間という概念が強い言葉となっています。
結論を言うと、インテリアとは、室内を飾る装飾品や装飾家具で飾られた空間ということになります。
まず、好みをはっきりさせることが大事です。
「私はシンプルなデザインが好き」という方であっても、たとえ壁や棚に何も飾らなくても、部屋でくつろぐ時はコーヒーを飲んだり音楽を愉しんだり、読書をしたりするでしょう。
コーヒーを飲むのにはコーヒーカップやティースプーン、コーヒーポットやシュガーポット、ミルクポットも使うかもしれません。
そうなると、それを置くためのテーブルも必要ですよね。
音楽を聴くにはステレオコンポ、CDラックが、読書をするにはマガジンラックや本棚、明るい手元の照明も必要になってきます。
そして、くつろぐためには椅子やソファー、畳に座る人でも座布団かクッションは使いますね。窓があれば当然カーテンか、ブラインドは必要ですよね。
こうして考えてみると生活必需品だけでもかなりのもの、部屋の中はモノ、モノ、モノで囲まれているはずです。
さて、これら身の回りのものが全てあなたのお気に入りでしょうか?
きっと100%お気に入りのものばかりではない人が大半なのではないでしょうか。
ここで大切なことは100%好きじゃないものは「好きじゃない」と認めておくことです。
つまり、好きか嫌いかまあまあなのかを自分の意識の中ではっきりさせておくのです。
好きか嫌いかはっきりさせておけば何が必要の無いものかもはっきりします。
そして、気に添わないものを事情が許した時に少しづつ好きなものに替えていけばいいのです。
そのうちだんだん好きなものだけに囲まれて暮らせるようになり、部屋がひとつのまとまりを持ってくることでしょう。
また、毎日少しづつ変えてみる ことも大事です。
好みがはっきりしたら、嫌いなものはなるべく目立たないところに置きましょう。
そして次に、好きなものをどう置いたらより素敵に見えるか試してみてください。
例えば、お部屋の隅の観葉植物、サイドボードや棚に置いてある花瓶や写真立て等の位置を前にしたり奥にしたり、壁と平行に置いたり斜めにしたり、いろいろ試してみるといいでしょう。
初めは、なかなかしっくり来なくても1日、2日眺めてみて、また変えてみたり、元の位置に戻したりしながら自分の納得できる飾り方を必ず見つけられるはずです。
毎日ひとつずつでもいいので、ぜひ試してみてください。
実は、これがとても良いインテリアのレッスンになるのです。
また、インテリア雑誌などを参考にしてみるのもいいですね。
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