中国陶器 | 陶器とインテリア

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中国陶器

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中国の陶器といえば、唐三彩ですね。
唐三彩は不思議なもので明治時代に発掘されるまで知られていなかったそうです。
緑と褐色の垂れた釉が印象深い焼き物ですが、その色の鮮やかさはとても鮮烈です。
そして同時代のほかの国に目を向けてみると、ペルシヤの三彩に奈良の三彩があったりするんです。
これは中国の影響が強いからだろうか?と思う方もいるでしょう。
これって考えてみると技術的な問題なんでしょうね。
いくら、ピンクやレモンイエローが好きでも、そんな色は当時は技術的に不可能で、可能だった色が緑に褐色に藍色だったんでしょう。
酸化銅で緑を、酸化鉄で褐色をコバルトで藍を、それを低火度で溶かすために鉛を使った鉛釉がこの時代の釉だったのではないでしょうか。
そんな技術が他の国にも広まった結果だったということなのでしょうか。
ちなみに現在では、鉛釉は成分の鉛が溶け出し毒となるため食器には使われないそうです。
現代の技術で使われる鉛釉は低火度で使える特性を活かして毒々しいまで鮮やかな発色をします。
流れやすさを利用した立体への施釉を見るとわかるように、絵付けのような細かい図などを筆で描き分ける事は無理だったのでしょう。
鮮やかな緑と褐色の組合わせは素敵ですよね。



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